譲位(生前退位)が行われる際は、まず今上陛下が「譲位の詔書」
下されることになろう。
詔書には勿論、陛下ご自身のご署名(
御璽(ぎょじ、“天皇御璽”
が欠かせない。
それに内閣総理大臣などの副署が伴う。
詔書が下されたら、
具体的には宮中にある草薙剣(
八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)
“大日本国璽”
新しい第126代天皇(今の皇太子殿下)のもとに移される。
この儀式は皇居の宮殿「松の間」で行われる。
儀式の名前は「
(昭和までは、剣璽渡御〈とぎょ〉
これに先立って、宮中三殿の賢所(かしこどころ)にて、
儀」が行われる。
同日、元号法に基づき「
新しい天皇により決裁、
そこに新元号が書き込まれている。
施行は翌日から。
この新元号が決まるプロセスを少し詳しく見ておこう。
その候補案はいつから準備され、どのように選ばれるのか。
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